宮沢博行氏が支援者に謝罪 今後は「全くの白紙」 静岡・袋井で会合に出席【一問一答あり】
女性問題を理由に衆院議員を辞職した宮沢博行氏は28日、袋井市内で開かれた自民党衆院静岡3区支部の会合に出席し、支援者に謝罪した。次期衆院選など今後の政治活動については「全くの白紙」と述べるにとどめた。
会合は非公開。退席後に記者団の取材に応じ「これまで支えてくださった支援者、有権者、国民の皆さんに改めておわびを申し上げる」と頭を下げた。妻ではない女性と金銭援助を伴う同居をしていたなどとする週刊誌報道について「おおむね事実」と認め、「不記載の資金を不祥事に流用したことは絶対にない」と強調した。 欲を抑えられなかった 宮沢博行氏の主な一問一答は次の通り。
「これまで支えてくださった支援者、地元の有権者、全ての国民の皆さんに改めておわび申し上げる」
―週刊誌報道は事実か。
「一読しただけだが、おおむね事実。欲を抑えられなかった。休みを取らずにずっと働き続け、欲が出てしまう生活スタイルだったかもしれない」
―辞職を決断した理由は。
「(新型コロナウイルス感染拡大に伴う)緊急事態宣言下での不祥事で、離党に相当すると判断した。比例代表の身なので離党する場合は党に議席をお返ししなければならない」
―女性への金銭援助にパーティー券収入絡みの裏金を使ったのか。
「不記載資金の不祥事への流用は絶対にない」
―会合では。
「参加者の皆さんから厳しいお叱りをいただいた」
―今後の政治活動は。政界を引退するか。
「全くの白紙」
―議員辞職願の提出後はどこにいたのか。
「家族やお世話になった方への影響もあると思い、東京のアパートに蟄居(ちっきょ)していた」
―今後も支援者に謝罪を続けるのか。
「おわびの電話はずっとかけていた。これから、直接のおわびに伺うこともやらなければいけないと考えている」