浜松まつり目前! 5年ぶりのたる酒出荷がピーク 花の舞酒造「初子のお祝いに」

 浜松市浜名区の花の舞酒造で、浜松まつり(5月3~5日)で振る舞うたる酒の出荷がピークを迎えている。まつり用のたる酒の本格出荷は新型コロナウイルス禍前から5年ぶり。同社の出荷場には日本酒の爽やかな香りがただよい、この時期では久々の活気ある光景が広がっている。

たる酒の出荷作業を進める社員=29日午前、浜松市浜名区
たる酒の出荷作業を進める社員=29日午前、浜松市浜名区

 たる酒は、1斗(18リットル)、2斗、4斗の大きさを用意。29日時点で3種計約350個の注文を受けた。まつり本番前日の2日までに家庭や企業などに届けるという。たるには花と天竜川を題材にした絵と力強いロゴを描き、浜松まつりの開催を祝福するような華やかな外装に仕上げた。
 出荷場では29日も午前8時から10人前後の社員が出荷作業に対応した。日本酒をたるに注ぎ入れた後、素早くトラックに積み込んでいった。同社商品部の下村昌部長(42)は「お酒でまつりを盛り上げ、初子のお祝いにしてもらいたい」と笑顔を見せた。

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