もえぎ色、丁寧に茶摘み 学生や親子が体験会 杉山彦三郎記念茶畑 静岡市駿河区

 静岡市駿河区の県立美術館彫刻プロムナード内にある杉山彦三郎記念茶畑の保存・活用に取り組むボランティア団体「草薙ツアーグループ」が28日、茶畑で茶摘みの体験イベントを開いた。一般参加の親子や、例年参加する常葉大教育学部生涯学習学科の学生ら計約110人が、晴天の下、茶摘みを楽しんだ。

新茶を丁寧に摘み取る参加者=静岡市駿河区の県立美術館
新茶を丁寧に摘み取る参加者=静岡市駿河区の県立美術館

 茶の代表的品種「やぶきた」の生みの親である杉山彦三郎を顕彰する茶畑には、13品種が栽培されている。参加者らは同団体のメンバーからアドバイスを受けながら、丁寧に新芽を摘み取った。学生の一部は茶娘姿で収穫に臨んだ。
 前田美佐枝代表は「子どもたちが楽しんでくれてうれしい。活動を通じ、お茶の文化を未来につなげていきたい」と話した。
 12日には今回摘み取った新芽を製茶し、同美術館で呈茶するイベントも行う。
 (社会部・赤池泰輝)

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