おまちで演劇や身体芸術、表現無限大 静岡でフェスティバル開催

 演劇やパフォーミングアーツ(身体芸術)を野外で楽しむフェスティバル「ストレンジシード静岡」が4日、静岡市葵区の駿府城公園と中心市街地で開幕した。6日までの3日間、毎日12組が各所で公演する。

静岡市葵区の青葉シンボルロードで上演した劇団「ロロ」の「パレードとレモネード」。約20人の俳優が広場や横断歩道を〝舞台〟にして、短い物語を約20本連続して演じた
静岡市葵区の青葉シンボルロードで上演した劇団「ロロ」の「パレードとレモネード」。約20人の俳優が広場や横断歩道を〝舞台〟にして、短い物語を約20本連続して演じた
劇団「サファリ・P」は言葉を最小限に抑え、「お茶会」をテーマにしたパフォーマンスを繰り広げた=駿府城公園
劇団「サファリ・P」は言葉を最小限に抑え、「お茶会」をテーマにしたパフォーマンスを繰り広げた=駿府城公園
20代女性2人の野外劇ユニット「のあんじー」は移動劇「待たない!」を上演。50人以上の観客を引き連れて駿府城公園内を転々とした
20代女性2人の野外劇ユニット「のあんじー」は移動劇「待たない!」を上演。50人以上の観客を引き連れて駿府城公園内を転々とした
ダンサーや建築家からなるプロジェクト「浅川奏瑛×演劇空間ロッカクナット」。竹製の構築物に沿うように、浅川さんが滑らかなダンスを繰り広げた
ダンサーや建築家からなるプロジェクト「浅川奏瑛×演劇空間ロッカクナット」。竹製の構築物に沿うように、浅川さんが滑らかなダンスを繰り広げた
静岡市葵区の青葉シンボルロードで上演した劇団「ロロ」の「パレードとレモネード」。約20人の俳優が広場や横断歩道を〝舞台〟にして、短い物語を約20本連続して演じた
劇団「サファリ・P」は言葉を最小限に抑え、「お茶会」をテーマにしたパフォーマンスを繰り広げた=駿府城公園
20代女性2人の野外劇ユニット「のあんじー」は移動劇「待たない!」を上演。50人以上の観客を引き連れて駿府城公園内を転々とした
ダンサーや建築家からなるプロジェクト「浅川奏瑛×演劇空間ロッカクナット」。竹製の構築物に沿うように、浅川さんが滑らかなダンスを繰り広げた

 公園内の芝生エリアや東御門前広場などに加え、今年は市街地の青葉シンボルロードも会場になった。初日は多くの親子連れや演劇ファンが来場し、爽やかな風の中で演目を楽しんだ。
 2016年に始まった同フェスは、23年から静岡県や静岡市、文化・経済団体でつくる「ふじのくに野外芸術フェスタ実行委員会」が主催する。昨年は延べ約2万4千人を動員した。フェスティバルディレクターのウォーリー木下さんは「静岡が(町中で上演する)ストリートシアターで面白いことをやっている、という評判は全国の演劇関係者に届いている。見る側の裾野をさらに広げたい」と展望を語った。
 観覧無料。問い合わせは事務局<電090(6090)8973>へ。

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