祭典組織「玉匣社」命名150年祝う 磐田・久保町自治会が式典

 磐田市中泉地区の久保町自治会(山田哲会長)は5日、祭典組織「玉匣(ぎょくこう)社」の命名150年記念式典を同地区の府八幡宮で開いた。地元住民ら約150人が神事などを行い、節目を祝った。手古舞を奉納する子どもたち=磐田市中泉の府八幡宮
 1873(明治6)年に「祭神の御霊(みたま)が宿る匣(はこ)山車がある」との意味で命名した当時の神職大場重光さんへの謝意を込め、子孫の大場祐子さん(78)に感謝状と、玉匣にちなんだ記念品を贈った。地域の子どもたちは祭りばやしに合わせ手古舞を奉納した。「玉匣社」命名150年を記念して山車を引き回す住民=磐田市中泉の府八幡宮
 山田会長は「時代が変わっても祭りで培う仲間意識や連帯感はまちの発展に欠かせない。これからの150年もつないでいってほしい」とあいさつした。式典前後には地区内で山車を引き回した。「玉匣社」を命名した大場重光さんの子孫に感謝状を贈った記念式典=磐田市中泉の府八幡宮

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