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駿府城跡天守台の発掘現場 来場100万人達成

 静岡市葵区の駿府城跡天守台発掘調査現場の来場者数が9日、100万人に到達した。市が現地で記念式典を開催し、100万人目の来場者と金色のくす玉を割って大台達成を祝った。

駿府城跡天守台発掘現場の来場者100万人達成を祝い、くす玉を割った来場者ら=9日午前、静岡市葵区の駿府城公園
駿府城跡天守台発掘現場の来場者100万人達成を祝い、くす玉を割った来場者ら=9日午前、静岡市葵区の駿府城公園

 2016年8月の公開開始以降、年間約10万人ペースの来場があり、新型コロナ禍では一時減少に転じたが、21年3月に50万人を達成した。大河ドラマ「どうする家康」放映に伴う好影響もあり、23年度の来場者は20万人を超えた。
 100万人目となった同市葵区の城内中2年の古川奏翔さん(13)は、授業の一環で来訪した。市歴史文化課の田中稔久課長から記念品を受け取った。古川さんは「中心市街地に歴史的なものが残っていて面白い。静岡で生活する1人として静岡の歴史や今を感じて生きたい」と語った。
 田中課長は発掘調査で複数の天守台跡などが発見されてきたことに触れ、「貴重な発見が100万人に結びついたのではないか」とあいさつで喜んだ。来年度から発掘現場で整備が始まる野外展示施設については「27年度にはお披露目したい。また多くの人に来てもらいたい」と願った。
 (社会部・吉田史弥)

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