富士の麓に響く多彩なサウンド 「FUJI&SUN’24」開幕 12日まで

 富士山麓の自然の中で音楽やキャンプを楽しむフェスティバル「FUJI&SUN’24」(静岡新聞社・静岡放送など主催)が11日、富士市の富士山こどもの国で開幕した。12日までの2日間、計32組がステージを展開する。

富士山を背後に望む「サンステージ」で音楽を楽しむ観客=11日午後、富士市の富士山こどもの国
富士山を背後に望む「サンステージ」で音楽を楽しむ観客=11日午後、富士市の富士山こどもの国

 富士山を背後に望むメインステージ「サンステージ」では、トップバッターのクレイジーケンバンドが緩急自在なファンクナンバーで観客を踊らせた。5人編成のくるりは、堅実なギターサウンドで夕暮れ時の会場を熱気で包み込んだ。
 森の中にある「ムーンステージ」では、優河with魔法バンドが初夏の風と調和する豊かな響きで魅了した。ブラジル出身のギタリストファビアーノ・ド・ナシメントとジャズ・ドラマー石若駿は、互いの音が呼応する実験的なセッションを繰り広げた。
 キャンプサイトの近くには、今年新たに「ストーンサークルステージ」が誕生。食品まつり a.k.a foodmanらDJが半円状の石段ステージに低音を響かせた。
 アウトドアの魅力を伝える「人力チャレンジ応援部」エリアでは参加型企画やトークイベントを展開。熊肉料理の試食会が注目を集めた。

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