記者コラム「清流」 6区で今年も兄弟対決

 4日に静岡市内で行われた市町対抗駅伝。6区で3年連続の兄弟対決を繰り広げた下田市の鈴木勝弓選手(43)と南伊豆町の弟護弘選手(42)を取材した。
 チームは違うが、弟は区間賞の走りをみせ、記録は兄を15秒上回った。「自分の記録を抜くことを考えていた」と護弘選手。勝弓選手は「来年こそ弟に勝つ」とリベンジに燃えていた。直接顔を合わせたのは昨年の大会以来という2人は、身体の仕上がりや直近のレースの記録について連絡は密に取るが、“手の内”は明かさないのだとか。
 「40歳を超えても自己ベストを出せるよう頑張ろうな」。レース後のダウンで2人はそう誓った。熱い兄と冷静な弟。正反対の2人の活躍を来年も注目したい。
 (社会部・崎山美穂)

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