ニュースセンター 上原広彦
うえはら・ひろひこ 静岡市葵区出身。1996年入社。松崎支局、東部総局、富士支局、富士宮支局、東京支社、政治部、社会部に勤務。2022年4月からニュースセンター(部長)兼写真部長。特技はいつでもどこでも寝られること。濃いコーヒーを飲んでも、ぐっすりと眠れる。
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静岡県信用保証協会 「事業者の味方」岐路に【NEXT特捜隊】
静岡県信用保証協会は中小、零細事業者を支える役割を果たしているとは思えません―。静岡新聞社「NEXT特捜隊」に、静岡市で茶問屋を営む70代男性からメッセージが寄せられた。公的な保証人として中小企業の借り入れをサポートする同協会。「事業者の味方」であるべき組織の現状や課題を探った。 ■高い保証料率 「保証料の減額には応じられない」。1月下旬、男性に県信用保証協会の担当者から連絡が入った。男性は10年以上前に協会の保証付きで金融機関から数千万円を借りた。保証料率は年1.5%超。以来、借金の残額に応じて毎年、八十数万円~六十数万円を協会に支払ってきた。東京電力福島第1原発事故に伴う風評被害や
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特捜隊ノート「浜松『持参米飯』年度末廃止へ」【NEXT特捜隊】
浜松市の多くの小中学校で週1回、家庭からご飯を詰めた弁当箱を持って行く日があります。「持参米飯」と呼ばれ、児童、生徒が給食の時間におかずと一緒に食べる独特の慣例です。市外から引っ越してきた保護者からは「謎のルール」といった声も聞かれました。NEXT特捜隊にも質問が届き、記事にしたことがあります。 市内で米飯の持参が始まったのは1978年。市教委によると、「保護者が食育に目を向ける機会に」「親子のコミュニケーション促進」などが狙いとのことです。一方で暑い時期の衛生面の懸念や保護者の負担の大きさを訴える意見も寄せられるようになり、本年度末での廃止が決まりました。 先駆けて76年に始まった豊岡