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【週末は書店に行こう‼】 街の書店に突如エンタメ空間‼ 島田書店花みずき店編

こんにちは。静岡新聞社出版部で営業を担当しているアッキーこと秋田です。
静岡県内にある街の書店をめぐり、ホットな話題、注目のイベント、店員さんのイチオシ本などを紹介するコーナー「週末は書店に行こう‼」です。
第一弾は島田市にある島田書店花みずき店で先日開催された、ユニークなイベントを紹介します。

秋晴れの11月18日、島田市旗指にある島田書店花みずき店を訪問しました。
明るい雰囲気で、「ゆったり本を選んでいただく」をコンセプトに通路を広めに取ったこだわりの店内。しかし、この日は店内中央に突如、寄席ステージが出現‼ まさに「花みずき書店落語会」が始まろうとしていました。
 

島田市出身!三遊亭遊喜師匠が登場



高座に上がったのは、地元島田市出身の落語家・三遊亭遊喜師匠。
「笑点」や2024年に放送されるNHK大河ドラマ「光る君へ」に出演する三遊亭小遊三さんのお弟子さんで、2009年に真打ちに昇進しました。
現在は、落語のメッカの1つである「新宿末廣亭」でご活躍中です。
島田書店花みずき店の店長 佐塚慎己さんにお話しを聞くと「店舗での寄席開催は、初めての試み」ということ。私も日々静岡県内の書店を営業で訪問していますが、書店で寄席を見るのは初めての体験です‼

午前11時、遊喜師匠の地元ということもあり、店内には大勢の観客が詰めかけました。
そこに遊喜師匠が登場。
客席には小学生や中学生等も多く、分かりやすい落語を、と遊喜師匠は「寿限無」から始まり、2席目は「親子酒」を演じました。


今回は約1時間のミニ独演会でしたが、私も初めて生で落語を聞いて、遊喜師匠の表現力や巧みな話術、ライブならではの臨場感にとても感動しました。
たまたま本を買いにきた親子連れや小中学生も立ち止まって落語を聞き入っていました。

遊喜師匠によると、落語は最近、勉強会やレクレーションに取り入れる企業も多く、コミュニケーションを学んだり、少しでも社員が和らぐ雰囲気づくりをする努力を企業側もしているとのことです。

佐塚店長は、観客のみなさんに「世の中暗いニュースが多い中、書店自体が、少しでもお客様に楽しんでいただける場所の提供に努めたい。今後もこのようなイベントを開催していきたいと思います」
と述べていました。
私も今後書店が引き続き地域の安らぎや活性化の場になって行くことを願っています。

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