白く小さな花、花、花 湖西市特産「コデマリ」の出荷始まる

 湖西市特産で全国シェア約7割を誇る花卉(かき)「コデマリ」の出荷が1月始まった。同市内で11日、目ぞろえ会が行われ、生産者約50人がJAとぴあ浜松の担当者や市場関係者から品質基準や栽培の注意点の説明を受けた。

出荷が始まった湖西市特産のコデマリ=同市内
出荷が始まった湖西市特産のコデマリ=同市内

 コデマリの名前は、白い小さな花が集まって手まりのような球体を形作ることに由来。卒業式や入学式の会場装飾、結婚式のブーケに使用される。春節(旧正月)の花材として中国などでも需要があり、海外輸出は増加傾向という。
 今季は夏場の雨により生育は良好。出荷は3日に開始した。3月に最盛期を迎え、4月上旬まで続く。
 生産者らでつくる「こでまり協議会」の外山治雄会長(72)は「量だけでなく、品質も日本一のコデマリを目指している」と話し、市場の活況を願った。

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