ぷりぷりシラスに長蛇の列 富士・田子の浦港 「漁協食堂」営業開始

 富士市の田子の浦港で1日、恒例の「漁協食堂」が今季の営業を始めた。取れたてのシラスを求めて開店前から長蛇の列ができるなど、県内外から訪れた多くの人出で活気に包まれた。

3倍の量のシラスを使った新メニュー「日本一丼」
3倍の量のシラスを使った新メニュー「日本一丼」
新鮮なシラスを味わう家族連れ=富士市の田子の浦港
新鮮なシラスを味わう家族連れ=富士市の田子の浦港
3倍の量のシラスを使った新メニュー「日本一丼」
新鮮なシラスを味わう家族連れ=富士市の田子の浦港

 漁協食堂はシラス漁の解禁に合わせてオープン。国の地理的表示(GI)保護制度に登録されている「田子の浦しらす」を眼前に海が広がる漁港で堪能できる人気スポットで、昨季は6万3千人以上が訪れた。
 新鮮な生シラスが味わえる定番メニュー「ぷりぷり生しらす丼」や卵黄を載せた「赤富士丼」が人気。今季からは通常の3倍の生シラスを山盛りにした新メニュー「日本一丼」を用意する。茨城県から訪れた平山モルテザさん(24)は「食感が最高。写真を撮るのを忘れて一気に食べてしまった」と満足げに話した。
 田子の浦漁協によると、3月21日の解禁日の漁は振るわなかったものの、その後の水揚げ量は回復傾向にあるという。後藤洋一総務課長は「食堂が毎日営業できるよう、水揚げが安定してほしい」と期待した。
 食堂の営業は12月28日までの予定。時間は午前10時半から午後1時半までで、売り切れ次第終了する。

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