国内最大級、鉄道模型数千両走る 静岡で「トレインフェスタ」開幕

 国内最大級の鉄道イベント「トレインフェスタ」(静岡県文化財団など主催)が20日、静岡市駿河区のグランシップで始まった。県内外から集まった32の鉄道愛好クラブが数千両の鉄道模型を走らせ、多くの来場者でにぎわった。21日まで。

鉄道模型に目を輝かせる来場者=静岡市駿河区のグランシップ
鉄道模型に目を輝かせる来場者=静岡市駿河区のグランシップ

 静岡駅や草薙駅など県内鉄道沿線の町並みを再現したジオラマが展示され、緻密に表現された風景の中を列車模型が走る様子を家族連れなどが熱心に見つめた。愛知県の鉄道模型クラブ「名古屋メルぽっぽクラブ」は模型の運転体験を提供し、子どもたちが目を輝かせながら模型を走らせた。ステージでは県内私鉄などによる魅力発信なども行われた。
 ことしは「東アジア文化都市2023」の関連事業として、中国と韓国の鉄道の魅力を愛好家が紹介する「ふじのくに鉄道トーク」も開催された。会場では、駅弁の販売ブースや、ミニSLの乗車体験などもにぎわった。
 家族で4時間ほど滞在したという同市清水区の大瀧郁弥ちゃん(3)は「プラレールが楽しかった」と笑顔を見せた。
 入場希望者はウェブサイトから事前予約が必要。当日の予約も受け付ける。

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