アタミロープウェイのゴンドラ緊急停止 従業員ら13人、2時間宙づり状態

 25日午前9時ごろ、熱海市の「アタミロープウェイ」で、従業員と清掃スタッフの男女13人を乗せたゴンドラ1基が緊急停止し、宙づり状態になった。13人は約2時間後に救助され、けが人はいなかった。熱海署は電気系統のトラブルとみて原因を調べている。
従業員を乗せたゴンドラが停止し一時宙づり状態となったアタミロープウェイの山頂駅周辺=25日午前11時32分、熱海市(静岡新聞社ヘリ「ジェリコ1号」から)  運行会社と同署によると、従業員ら13人は午前9時半の始発運行に先立ち、熱海港近くの山麓駅からゴンドラに乗り込み、熱海城前の山頂駅に向かっていた。山頂駅の手前で緊急停止したという。保守点検の業者が午前11時すぎにゴンドラを復旧させ、従業員らは山頂駅に降りた。
 アタミロープウェイは長さ約300メートル、高低差約90メートルで、繁忙期は一日で延べ2千人の利用客がいる。25日を臨時休業とし、安全を確認した上で26日以降に運行を再開するという。 従業員を乗せたゴンドラが停止し一時宙づり状態となったアタミロープウェイの山頂駅周辺=25日午前11時31分、熱海市(静岡新聞社ヘリ「ジェリコ1号」から)ゴンドラが緊急停止した現場=25日午前11時半ごろ、熱海市のアタミロープウェイ緊急停止したゴンドラの同型基=25日午前11時55分ごろ、熱海市のアタミロープウェイ山麓駅

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