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⚽ジュビロ磐田 横浜Mに1-1、価値あるドロー J1第11節

 明治安田J1リーグは3日、各地で第11節の10試合が行われ、磐田は横浜Mと1―1で引き分けた。

横浜M―磐田 後半39分、ゴールを決める磐田・マテウス ペイショット(中央左)=日産スタジアム
横浜M―磐田 後半39分、ゴールを決める磐田・マテウス ペイショット(中央左)=日産スタジアム
横浜M―磐田 後半39分、同点ゴールを決めて喜ぶ磐田・マテウス ペイショット(右)=日産スタジアム
横浜M―磐田 後半39分、同点ゴールを決めて喜ぶ磐田・マテウス ペイショット(右)=日産スタジアム
横浜M―磐田 前半、攻める磐田・ジャーメイン 良(右)=日産スタジアム
横浜M―磐田 前半、攻める磐田・ジャーメイン 良(右)=日産スタジアム
横浜M―磐田 後半39分、ゴールを決める磐田・マテウス ペイショット(中央左)=日産スタジアム
横浜M―磐田 後半39分、同点ゴールを決めて喜ぶ磐田・マテウス ペイショット(右)=日産スタジアム
横浜M―磐田 前半、攻める磐田・ジャーメイン 良(右)=日産スタジアム

①日産ス▽観衆38945人
横浜M 4勝4分け2敗(16) 1(0―0 1―1)1 磐田 4勝2分け5敗(14)
▽得点者【M】アンデルソンロペス(6)【磐】マテウスペイショット(3)

 【評】磐田は終盤に追い付き、横浜Mと引き分けた。
 相手のカウンターを警戒しながらブロックを組み好機を待った。前半は決定機が少なく植村、平川がゴールを狙ったが枠に行かず。相手のシュートミスにも助けられ、前半をともに無得点で折り返した。
 後半も主導権を握られ19分、シュートのこぼれ球をそのまま押し込まれて先制点を許した。だが、39分に上原のクロスをペイショットが頭で合わせて同点に持ち込んだ。


終盤追い付く ペイショットが同点弾
 敗戦がちらつき始めた後半39分。磐田の大型FWペイショットが大仕事をした。MF上原の外側へ流れる右クロスを読み、下がりながらタイミングを合わせ、思い切って頭を振った。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝に進んだ横浜M相手に京都戦以来、4試合ぶりとなる同点ゴールをたたき込んだ。「難しい状況での勝ち点1は自信になる」と喜びを隠さなかった。
 80分以上相手を最前線で追い回し、守備で貢献した上で唯一の好機を生かした。「試合終盤で疲れがたまるが、動いて相手を外したことがゴールにつながった」とペイショット。この日チームが放ったシュート10本のうち、ただ一つ枠内に飛んだのが、190センチが放った一撃だった。
 来日してからJ1での3得点は全て右からのクロスを頭で決めている。「どのレンジからも決めたいし、足でも決めたい」とちゃめっ気たっぷり。勝ちきれなかったが「顔を上げてスタジアムを後にできる」と納得顔だ。
 これでチームは3戦負けなし。11位としぶとく中位に食らいついている。それでも横内監督は「もっとペナルティーエリア内に入るチャンスはあった。球を奪った後の質を上げたい」と注文を付ける。ペイショットの頭にぴたりと合わせた上原も「確実にシュートチャンスにつなげるのが重要」。チームの成長とともに自らに課すハードルも上がってきている。

守備陣奮闘、1失点でしのぐ
 リーグ屈指の攻撃力を誇る横浜Mを相手に、磐田の守備陣は18本のシュートを浴びながら後半の1失点のみでしのぐ奮闘を見せた。
 今週に入りハイラインで仕掛ける相手を想定し、控え組と紅白戦で対戦したが、10分余りで複数失点したという。ボランチの鹿沼は「本番でなくて良かった。立ち位置などをうまく修正できた」と控え組に感謝した。
 2試合連続無失点こそ逃したが、昨季ルヴァン杯で連敗した強豪に引き分けたのは自信になる。センターバックの森岡は「声を出してびびらずにラインを上げた」と胸を張った。強力な外国人3トップと対峙(たいじ)し「前の3人にやらせないつもりだったが、まだまだできた」と失点を悔しがった。
 (運動部・名倉正和、写真は写真部・宮崎隆男)

横浜M、3戦連続リードを守れず
 横浜Mは3戦続けてリードを守れず引き分けた。攻撃のギアを上げた後半、19分にアンデルソンロペスが先制したが、39分に失点。追加タイムに水沼のクロスから宮市とアンデルソンロペスが連続で放ったシュートはGK川島に防がれた。
 決勝に進んだアジア・チャンピオンズリーグと並行して戦うJ1での白星が遠い。水沼は「1点を決めた後にふわっとしてしまう時間がある。相手の勢いにのみ込まれたまま終わってしまった」と反省した。

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