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静岡人インタビュー「この人」 御殿場市初の女性副市長に就任 良知淳子さん(御殿場市)

 1991年4月に静岡県に入った。33年間勤務し、広報や観光、農芸振興、くらし交通安全など多分野で実績を残した。御殿場市議会3月定例会で同市初の女性副市長に選任された。牧之原市出身。53歳。

良知淳子さん
良知淳子さん

 -御殿場市の印象は。
 「大きく見える富士山に感動している。公共交通機関を使わない首都圏の人にとって、御殿場はまさに静岡の玄関口。国内外から多くの観光客が訪れ、お米がおいしいイメージを持っていた。農産物やみくりやそばなどの食、富士山を望むすばらしいロケーションの温泉など魅力が多く、積極的にPRしたい」
 -初の女性副市長として意識していることはあるか。
 「自分の就任は、市が男女共同参画社会の実現に力を入れている結果だと思う。県でも性別に関係なく、一人一人が責任感を持って仕事をしていた。役所に限らずおのおのが個性や能力を発揮できる環境がベストだと思う。性別による役割意識や思い込みのない考えが広まってほしい」
 -県での経験をどう生かすか。
 「御殿場市はスポーツツーリズムをはじめとして県と協力する場面も多い。自分のキャリア、人脈を生かして橋渡し役になれるように尽力したい。観光分野を担当していた際、食と観光の融合『ガストロノミーツーリズム』を進めていた。食の魅力が豊富な市の観光を県と一緒に盛り上げられたら」
 -今後取り組みたいことは。
 「静岡県は観光客の消費額が比較的少ない課題がある。食や温泉だけでなく御殿場の多彩な魅力を掘り起こし、SNSや新聞、テレビなどターゲット層に合わせた広報でPRしていきたい。市民の皆さんとの交流も楽しみにしていて、多くの場所に足を運びたい」
 (御殿場支局・塩谷将広)

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