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⚽ジュビロ磐田　前節、今季初出場　鹿沼　連勝へ「ゴール絡む」　横浜Ｍ戦　昨季の雪辱誓う

運動部　名倉正和

　Ｊ１磐田のＭＦ鹿沼直生（２６）＝静岡学園高出＝が今季リーグ戦初出場、初先発した前節町田戦で完封勝利し、勢いに乗っている。守備強度の高いボランチは次節３日敵地での横浜Ｍ戦へ「まだ１試合しか出ていない。競争に勝ってピッチに立ちチームを勝たせたい」と静かに闘志を燃やす。

横浜Ｍ戦へ調整する磐田の鹿沼（中央）＝ヤマハ大久保グラウンド

　町田戦では相手のロングボールに対して中盤の底でしっかりはね返し、こぼれ球の回収役に徹した。「守備は良さを出せた」と納得した一方、攻撃参加では課題が残った。横内監督は「サッカーＩＱの高い選手。攻撃面でもっと成長すれば、嫌なボランチになると思う」と期待する。
　昨季Ｊ２で３２試合に出場。定位置を奪ったのはルヴァン杯で結果を残した夏場以降だった。今季トーナメント方式に変更になった４月１７日のルヴァン杯長崎戦は０―１の敗戦。チーム編成上、センターバックで出場し「ゼロで抑えれば負けはなかった」と悔やむ。
　Ｊ１だった２０２２年５月の横浜Ｍ戦では先発したが、０―２で完敗。昨年のルヴァン杯も２度対戦し、ともに０―１で得点できていない。「昨季は勝つチャンスがあった。ボールを奪って前に送りゴールに絡むプレーをしたい」と攻守で貢献し雪辱を誓う。
　アジア・チャンピオンズリーグ（ＡＣＬ）で決勝進出を決めた横浜Ｍの試合を見て刺激を受けたという。「ＡＣＬ（決勝）の前にたたいて、僕たちが波に乗る」と今季２度目の連勝を狙う。
　（名倉正和）

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