テーマ : 編集部セレクト

【静岡県知事選】公開討論会 3氏「リニア」で違い出す【動画あり】

 9日の知事選告示まで1週間に迫った2日夜、立候補を予定する元副知事の大村慎一氏(60)=無所属=、前浜松市長の鈴木康友氏(66)=同=、共産党県委員長の森大介氏(55)=共産公認=による公開討論会(静岡青年会議所主催)が静岡市清水区で開かれた。初の論戦に臨んだ3氏は「思い描くビジョン」「子育て支援」「リニア中央新幹線静岡工区」をテーマに活発に意見を戦わせた。

公開討論会に登壇した(左から)大村慎一氏、鈴木康友氏、森大介氏=2日夜、静岡市清水区の清水テルサ
公開討論会に登壇した(左から)大村慎一氏、鈴木康友氏、森大介氏=2日夜、静岡市清水区の清水テルサ
公開討論会に登壇した(左から)大村慎一氏、鈴木康友氏、森大介氏=2日夜、静岡市清水区の清水テルサ
公開討論会に登壇した(左から)大村慎一氏、鈴木康友氏、森大介氏=2日夜、静岡市清水区の清水テルサ
公開討論会の(壇上左から)大村慎一氏、鈴木康友氏、森大介氏=2日夜、静岡市清水区の清水テルサ
公開討論会の(壇上左から)大村慎一氏、鈴木康友氏、森大介氏=2日夜、静岡市清水区の清水テルサ
公開討論会に登壇した(左から)大村慎一氏、鈴木康友氏、森大介氏=2日夜、静岡市清水区の清水テルサ
公開討論会に登壇した(左から)大村慎一氏、鈴木康友氏、森大介氏=2日夜、静岡市清水区の清水テルサ
公開討論会に登壇した(左から)大村慎一氏、鈴木康友氏、森大介氏=2日夜、静岡市清水区の清水テルサ
公開討論会に登壇した(左から)大村慎一氏、鈴木康友氏、森大介氏=2日夜、静岡市清水区の清水テルサ
公開討論会に登壇した(左から)大村慎一氏、鈴木康友氏、森大介氏=2日夜、静岡市清水区の清水テルサ
公開討論会に登壇した(左から)大村慎一氏、鈴木康友氏、森大介氏=2日夜、静岡市清水区の清水テルサ
公開討論会の(壇上左から)大村慎一氏、鈴木康友氏、森大介氏=2日夜、静岡市清水区の清水テルサ
公開討論会に登壇した(左から)大村慎一氏、鈴木康友氏、森大介氏=2日夜、静岡市清水区の清水テルサ
公開討論会に登壇した(左から)大村慎一氏、鈴木康友氏、森大介氏=2日夜、静岡市清水区の清水テルサ

大村氏「1年以内に結果出す」
鈴木氏「JRに新幹線増便交渉」
森氏「建設よりも自然と水守る」
 リニア問題では、大村、鈴木両氏が整備推進の立場から県民に利点を示す重要性を訴え、森氏は建設反対を主張した。
 大村氏は「責任を持って解決する」と強調し、流域市町の意見の反映や水資源の保全を重視する姿勢をアピール。リニア開通の利点や課題解決に向けた国関与の明確化も説き「1年以内に結果を出す」と誓った。
 鈴木氏は「具体的な解決策を詰める段階だ」とし、流域市町などと対話を密にする姿勢を示した。リニア開通に伴う新幹線増便などの本県のメリットを引き出すため「JRとしっかり交渉する」とした。
 森氏は、リニア建設よりも南アルプスの自然と大井川の水の保護を優先すべきとし「新型コロナを経てリモート化が進み、高速移動のニーズそのものが薄れている。思考停止してはいけない」と力を込めた。
 子育て支援策では、それぞれの個性が表れた。
 大村氏は、知事部局と県教委が一体となった全庁横断組織の設置や、県主導で第2子の保育料を無償化する方針を示した。「非正規職員を正規にするなど保育現場の処遇改善に全力を挙げる」と述べた。
 鈴木氏は「切れ目のない子育て支援」の重要性を指摘し、浜松市で実施した少人数学級導入などの施策を全県展開するとした。放課後児童クラブの待機児童解消にも「市町と連携して取り組む」と意欲を示した。
 森氏は18歳以下の医療費、小中学校の給食費、子どもの国民健康保険税均等割の無料化実現を掲げ「若い世代が安心して子育てできるようにする。税金の使い方は暮らし・福祉を最優先にする」と主張した。
 約200人が見守った。動画は後日公開する。知事選には政治団体「個人の尊厳党」代表の横山正文氏(56)も出馬予定。

いい茶0

編集部セレクトの記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞