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大谷ら支える日系スタッフ 日本と関係深いドジャース

 【グレンデール(米アリゾナ州)共同】米大リーグで大谷翔平(29)と山本由伸(25)が加入したドジャースは、西海岸のロサンゼルスを本拠地とし歴史的に日本と関係が深い。メジャーの球団でも日本語を話せるスタッフが多く、アリゾナ州グレンデールでのキャンプでも2人を支える姿が目立つ。母が日本人で沖縄生まれのロバーツ監督も「日本人スタッフが素晴らしいサポートをしており、助けになるだろう」と信頼を置く。

ブルペンで投球練習をする米大リーグ、ドジャースの山本由伸。左から大谷翔平、ウィル・アイアトンさん、水原一平さん=11日、アリゾナ州グレンデール(共同)
ブルペンで投球練習をする米大リーグ、ドジャースの山本由伸。左から大谷翔平、ウィル・アイアトンさん、水原一平さん=11日、アリゾナ州グレンデール(共同)

 プロ野球オリックスから移籍した山本の専属通訳を務めるのが熊本県出身の園田芳大さん(46)。九州学院高や龍谷大で柔道に取り組み、卒業後は渡米して映画業界で主に照明技術者として働いた経歴を持つ。昨年、代理人事務所の求人に応募して複数回の面接の末に合格したそうで「本当に偶然が重なった」と、初めての通訳の仕事に奮闘している。
 父が日系人のウィル・アイアトンさん(35)も日本語が堪能で、前田健太(タイガース)が在籍時は通訳を務めていた。現在はデータ分析や動作解析を担当。山本らが投球練習をする際にはそばでデータを測定し「投手によって一人一人違うのが面白い」と、やりがいを感じている。
 大谷の専属通訳としてすっかり人気者になった水原一平さん(39)や中島陽介トレーナーらがスタッフに名を連ね、日本人選手にはなじみやすい環境だ。スタッフが選手と談笑する場面も多く、園田さんも「溶け込みやすい」と強調した。

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