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大谷選手、心も記録も一区切り 節目の通算175号

 【ロサンゼルス共同】米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手(29)は12日、同選手の口座から不正送金した銀行詐欺容疑で訴追された元通訳の水原一平容疑者(39)が裁判所に出廷し一区切りがついた日の試合で、節目の本塁打を放った。

試合後の囲み取材に応じる米大リーグ、ドジャースの大谷翔平=12日、ロサンゼルス(共同)
試合後の囲み取材に応じる米大リーグ、ドジャースの大谷翔平=12日、ロサンゼルス(共同)

 ロサンゼルスでのパドレス戦で松井秀喜さんの日本選手最多に並ぶメジャー通算175号をマークし「同じ左打者として憧れているような存在。記録で並べたのは、自分にとって幸せなこと」と喜びをかみしめた。
 ただ水原容疑者に関する質問には、球団広報が「野球に関することのみ」と遮る一幕もあった。試合前のロサンゼルス・タイムズ紙の取材に大谷選手は「捜査に感謝している。個人的には一区切りとし、野球に集中したい」と語った。
 4万9606人のファンが集まった試合で日米通算千安打にも到達した。今シーズンの開幕直後に元通訳による違法賭博問題が発覚してから、捜査当局の事情聴取にも協力するなど激動の日々を過ごした。ロバーツ監督は「事態が少し明確になったことで、翔平も前に進めると思う。われわれで彼をサポートしていくことに変わりないし、彼は何事にも動じない芯の強さがある」とたたえた。

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