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大谷、感情封じ込め右前打 水原氏不在で臨み初球打ち

 専属通訳で長年付き合ってきた水原氏の事実上の解雇。衝撃的なニュースに見舞われたドジャースの大谷は、試合には敗れたものの感情を封じ込め積極性を発揮した。一回の第1打席は初球から果敢に振って右前打をマーク。続く二回は1死二、三塁で1ボールから外角のチェンジアップに腕を伸ばし、右翼フェンス手前まで飛ばして犠飛となった。

パドレス戦の1回、スミスの二塁打で生還したドジャース・大谷=ソウル(共同)
パドレス戦の1回、スミスの二塁打で生還したドジャース・大谷=ソウル(共同)

 七回に迎えたパドレスの松井との対戦でも初球を振った。真ん中低めのスライダーを引っ張り、高々と舞い上がった打球に球場内が沸いたが、少しタイミングがずれていた分だけ失速。右翼手のグラブに収まった。
 12時間超のフライトで韓国到着後、プレシーズンゲーム2試合は無安打。「体が硬かった。構えから違和感があった」という。開幕前日の19日は体のケアに専念。リセットし、2戦連続で安打と打点を記録した。
 開幕戦との違いは相棒が不在だったこと。宿舎を出てバスに乗る際は、普段と変わらぬ顔つきだった。だが、いつも後ろにいるはずの水原氏はいない。とぼとぼと歩く姿に、喪失感がにじんだ。代役として、以前に前田(現タイガース)の専属通訳を務め、現在はデータ分析などを担当するアイアトンさんが、当面の間は大谷の通訳を務める。

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