テーマ : お茶・茶況

茶況(4月17日)磐田からやぶきたの初荷 静岡茶市場県産一茶

 静岡茶市場の県産一茶は、磐田からやぶきたの初荷が届き、問屋数社が分け合った。市中問屋は「他産地がないので値が高くなるが、品質も伴っている」と評価する。美和、丸子からも少量入荷があった。
 県外産一茶は、種子島が最終盤。今期は現地の生育状況が優れず、取扱数量が伸び悩んでいる。前年比で2割程度減少するとみられる。  静岡市中には、初倉からやぶきたとわせ品種が届いた。早期に県内物を手当てしたい問屋から引き合いがあり、商談はスムーズに運んだ。
静岡茶市場一番荒茶相場(キロ・円)
成立 16,854キロ(県内205キロ、県外16,649キロ)
美和    20,000
磐田     7,500~4,300
鹿児島    3,400~1,400
宮崎     3,600~1,800
鹿児島県茶市場(キロ・円)
煎茶上場 80,744キロ
   6,601~662
   (平均1,944)


 藤枝 生産者の一人は22日に茶園を巡回し、摘採時期を見極める。「生育は平年並み。盛期は5月に入ってからだろう」と話す。
 島田、金谷、川根 島田地区は数軒の茶園で摘採が始まったが、19日の初取引での出回りは限定的で、20日以降に本格化する見通し。来週の雨を見越して、準備を早める農家もある。
 榛原、相良 やぶきた品種の摘採は早い地区で23日ごろとみられる。生産者の1人は「適度な雨量で品質は良好」と話す。
 掛川、小笠  掛川市の問屋は雨量や日照時間から、前年より水色や香りの良い茶が採れると期待する。「良い物を迷いなく買いたい」と話す。
 袋井、森 袋井の茶園では摘採は23日前後と見込んでいる。出回りは限定的で、本格化は25日以降との見方が強い。

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