テーマ : お茶・茶況

牧之原茶香るシロップ開発 製茶問屋とゲストハウス、日本茶講師「新たな消費」提案

 牧之原市波津の製茶問屋「相良物産」と同市勝俣のゲストハウス「パグラス」、日本茶講師の望月希美さん(39)=富士宮市=が共同で、牧之原市産の茶を使ったシロップ「茶蜜」を完成させた。全国的にリーフ茶の需要が低迷する中、新たな茶の消費方法を提案する。
茶を使ったシロップ「茶蜜」=牧之原市内アイスなどにかけて食べることを想定している
 原料には高品質な静岡牧之原茶と砂糖を使用。苦みを抑えながらも香りが引き立つよう、非加熱にこだわった。深蒸し茶、ほうじ茶、ほうじ茶チャイの3種を用意し、アイスや焼き菓子などにかけることを想定している。
 望月さんがパグラスで開かれたイベントに出店したことが開発のきっかけ。担当者と「牧之原のお茶を急須やティーバッグで飲む以外の方法で発信したい」と意気投合し、茶葉の選定を相良物産に依頼した。同社茶業部の蓮池晃治次長(47)は「普段、日本茶を飲まない人こそ試してほしい」と話した。
 新商品は個人向けにはパグラスで、法人向けには相良物産で販売する。
 (榛原支局・沢口翔斗)

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