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⚽J2清水 心強い戦力 山原復帰 初の長期離脱乗り越え

 左足底の負傷で離脱していたJ2清水のDF山原怜音(24)=JFAアカデミー福島出=が、7日の天皇杯2回戦で約2カ月ぶりに公式戦に復帰した。定位置の左サイドバックに入り、1対1での仕掛けなど以前と変わらぬプレーを披露。直近のリーグ戦4試合で3敗と停滞気味のチームに、心強い戦力が戻ってきた。

7日の天皇杯で約2カ月ぶりに公式戦に復帰した清水の山原=アイスタ日本平(写真部・二神亨)
7日の天皇杯で約2カ月ぶりに公式戦に復帰した清水の山原=アイスタ日本平(写真部・二神亨)

 J3岐阜との天皇杯では、後半開始から出場した。軽やかな身のこなしで対面の相手をかわして中央に配球するなど持ち味を見せたが、「あれだけクロスを上げて、1本も合っていなかったのはまだまだ」と試合後は反省の言葉が並んだ。
 3月29日のリーグ第6節群馬戦で左足に全治8週間のけがを負った。サッカー人生で初めてという長期の離脱。プロ1年目ながら公式戦40試合出場とフル稼働した昨季とは異なり、スタンドや画面越しで仲間の戦いを眺める時期が続き、「早く試合に出たい」と思いを募らせた。
 4月には指揮官が秋葉監督に交代。ピッチに立つ選手の判断がより尊重されるスタイルで、「左(サイド)からの攻撃のバリエーションとか、自分にしか出せないものは絶対にある」とイメージを膨らませながら復帰への道のりを歩んできた。
 今季出場した試合ではまだ白星に恵まれておらず、勝利への渇望感は人一倍。負傷部位の痛みは完全には消えていないが、チームに貢献するという強い決意を胸に、ピッチに立つ。
 (市川淳一朗)

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