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⚽原が昇格へのピースに 復帰MF「足りないところ補う」 栃木戦へ急ピッチ J2清水

 J2清水のMF原輝綺(24)が、出場可能となる22日の栃木戦(カンセキ)に向けて調整のピッチを上げている。今月1日、スイス1部グラスホッパーへの半年間の期限付き移籍から復帰。「足りないところを自分が補えれば」とJ1昇格を目指すチームをさらに押し上げる“ピース”になる意気込みだ。

出場可能となる22日の栃木戦に向けて調整のピッチを上げている清水の原=三保グラウンド
出場可能となる22日の栃木戦に向けて調整のピッチを上げている清水の原=三保グラウンド

 昨季まで一緒に戦った仲間が多く残るチームに戻り、汗を流す原の表情は豊かだ。「(性格は)ちょっと丸くなったと思う」。異国での経験がもたらした変化を漂わせつつ、本格的な練習に移れば引き締まった顔でボールと向き合う。
 速さや体の強さといった身体能力に優れる選手が集う欧州のリーグで半年間もまれた。Jリーグとは「守備の対応一つとってもやり方が違う」環境。だからこそ、「スイスでやっていたことをそのまま出せばうまくいくかといったら、そうでもない。生かせるものを生かしていけば、違った味も出していける」と冷静に見据える。
 より意識するのは1対1の強さ。「マンツーマンで相手を見ることも多くなると思う。力を発揮できるようにしたい」。移籍前はサイドバックが主戦場だったが、練習ではセンターバックやボランチのポジションに入る。
 チームを離れた間に秋葉監督が指揮官となり戦い方も変わった。「攻撃陣が自由に楽しそうにプレーしているのを感じる。後ろから支えていければ」と役割を見つめる。新たに背負う番号は高校時代に着けた7が含まれた「70」。原点にも立ち返りながら、次のステップに踏み出す。
 (市川淳一朗)

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