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⚽清水エスパルス新加入 MF中村亮太朗 狙う攻撃の「起点」 虎視眈々【しずスポ】

 J2清水に今季新加入したMF中村亮太朗(26)がダブルボランチの一角に入り、特徴を発揮している。中盤でボールを受け、少ないタッチ数で前線に丁寧なパスを供給し、攻撃にリズムをもたらす。試合展開を読み、得点の「起点」となるプレーを虎視眈々(たんたん)と狙っている。

 すでにチームの中心になりつつある。鹿児島キャンプ中の練習試合では2試合とも主力組でフル出場。MFの白崎、宮本とダブルボランチを組み、互いの特徴をすり合わせた。「3人ともプレースタイルは違う。良さを消し合わないようにした」
 2022年から23年途中までJ1鹿島でプレー。「(鹿島では)ぬるいプレーをした人が浮いていた。球際の激しさはあそこに行かなきゃ感じられないものがあった」と日頃からハイレベルな定位置争いを経験し、サッカーに向き合う姿勢をたたき込まれた。プレー以外でも、同じボランチなどでプレーした元日本代表MF三竿健斗(ベルギー1部・ルーベン)から人間性を学んだ。
 「ボランチは攻守両方に顔を出さないといけない。どちらも怠らず、自分の力が向上するようにしている」と守備面での貢献も強く意識している。秋葉監督も「コンディションが上がってくればもっとボールを奪える」と期待を寄せる。
 「勝たせられる選手になる。このチームで、J1でプレーしたい」。普段は穏やかな語り口の中村。ピッチでは鋭いパスを通して相手守備を崩し、好機を演出する。
 (小沢佑太郎)

 なかむら・りょうたろう 1997年9月27日生まれ。新潟県出身。新潟明訓高、中大を経て2020年にJ2甲府入り。22年にJ1鹿島に完全移籍。23年途中に甲府への期限付き移籍を経て、今季から清水に期限付き移籍で加入。

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