⚽清水エスパルス６連勝 群馬に３ー０ Ｊ２第１４節
Ｊ２リーグ第１４節は６日、各地で１０試合を行い、首位の清水が群馬に３－０で快勝し、６連勝で勝ち点を３４に伸ばした。２位の長崎は大分と０－０で引き分け、勝ち点２９。いわきは愛媛と０－０で引き分けた。
①正田スタ▽観衆７０８５人
清水 １１勝１分け２敗（３４） ３（１―０ ２―０）０ 群馬 １勝３分け１０敗（６）
▽得点者【清】西沢（１）ドウグラスタンキ（１）北川（７）
【評】清水が群馬に３―０で完勝した。
清水はディフェンスラインから丁寧につなぎ、相手ゴールに迫った。前半１１分、ＤＦ高橋からの縦パスを収めたＦＷドウグラスタンキがＭＦ西沢にパス。西沢が左足でミドルシュートを放ち、豪快に先制点を決めた。
試合を支配しながらも追加点を奪えなかったが、後半１１分にドウグラスタンキがクロスを頭で合わせて追加点。終了間際にもＦＷ北川がクロスからダメ押し点を挙げた。
秋葉監督Ｊ２通算１００勝目「大きな勝利」 代役とは呼ばせない。中２日の連戦で前節から先発を４人入れ替え、システムも変えて臨んだが、出番が回ってきた選手が見事な活躍を見せて６連勝を果たした。監督としてＪ２通算１００勝目を挙げた秋葉監督は「戦術の幅が広がった。大きな意味のある勝利になった」と選手の躍動を誇らしげに語った。
今季初めてスタートから３バックを採用し、原、高橋、住吉が並んだ。右ＷＢには北爪、左ＷＢには吉田が入った。
今季リーグ戦初先発のＭＦ西沢から先制点が生まれた。ゴール中央で時間をつくったＦＷドウグラスタンキからパスを受け、迷わず左足を振り抜いた。「前日練習で、同じような場面で外していた。練習してイメージはできていた」。出場機会に恵まれなくても、日常の準備を徹底すれば結果を出せることを証明した。
圧倒的に攻めながら追加点が奪えないもどかしい時間が続いたが、後半１１分にドウグラスタンキが高さを生かしたヘディングで加入後初得点。「練習で積んできたものを出せた」と西沢と同様に日頃の成果だと強調する。
前日に清水の顧問を務めた勝沢要氏が亡くなり、チームは喪章を付けて臨んだ一戦。「（勝沢氏ら）多くの人の思いが選手たちのプレーに乗っていた」と指揮官。サポーターも含めた総力を結集させて首位をひた走る。
（小沢佑太郎）
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