テーマ : 清水エスパルス

⚽清水エスパルス 久々出場の竹内 勝利に貢献 昇格へ終盤戦支える気概

 J2清水のMF竹内涼(32)=浜松開誠館高出=が前節金沢戦で13試合ぶりにピッチに立ち、2位浮上を果たしたチームの勝利に貢献した。今季は思うように出番を得られていない中、大事な試合で健在ぶりを発揮。1年でのJ1復帰を果たした2016年を知るベテランが、大詰めの終盤戦を迎えたチームを支える。

前節で13試合ぶりにピッチに立ち、勝利に貢献した清水の竹内=三保グラウンド
前節で13試合ぶりにピッチに立ち、勝利に貢献した清水の竹内=三保グラウンド

 前節は「チームを動かす、輝かせる部分を期待した」(秋葉監督)とボランチの一角として先発に起用された。前線に飛び出してシュートを放ったり、自陣で積極的にパスを受けたりと攻撃に関与。守備でも相手のカウンター攻撃を阻むなど、ピッチを退いた後半10分まで安定したプレーを見せた。
 試合前、敵地のゴール裏を埋め尽くした味方のサポーターの姿を見て、試合に懸ける思いはさらに強くなっていた。「金沢まであれだけの人が来てくれるクラブはないと思う。そういう人たちのためにも勝ちたかったし、改めて、もう一回昇格しないといけない、と自分の中でスイッチが入った」と振り返る。
 今季のリーグ戦出場は、前節を迎えるまでわずか2試合。歯がゆい思いを抱きながらも「やり続けて、戦い続けるのがプロ選手。そこは一日も忘れることはなかった」。練習や練習試合でひた向きにアピールを続け、チャンスをつかんだ。
 16年は2位で昇格をつかんだ。優勝できなかったことは「唯一の心残り」だという。残り7試合で、首位町田との勝ち点差は5。7年前の忘れ物を取りに行くべく、チーム最古参はさらに上を見据えて全力を注ぐ。
(運動部・市川淳一朗)

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