テーマ : 清水エスパルス

⚽清水エスパルス 3試合ぶり白星 サッカーJ2第23節

 明治安田J2リーグは1日、各地で第23節の9試合が行われ、清水は長崎に3-2で下した。

清水―長崎 試合終了間際、決勝点を決める清水の北川(45)=アイスタ日本平(写真部・宮崎隆男)
清水―長崎 試合終了間際、決勝点を決める清水の北川(45)=アイスタ日本平(写真部・宮崎隆男)
清水―長崎 試合終了間際、決勝点を決めて喜ぶ清水の北川(中央)=アイスタ日本平(写真部・宮崎隆男)
清水―長崎 試合終了間際、決勝点を決めて喜ぶ清水の北川(中央)=アイスタ日本平(写真部・宮崎隆男)
清水―長崎 試合終了間際、決勝点を決める清水の北川(45)=アイスタ日本平(写真部・宮崎隆男)
清水―長崎 試合終了間際、決勝点を決めて喜ぶ清水の北川(中央)=アイスタ日本平(写真部・宮崎隆男)


②アイスタ(清水1勝1分け)▽観衆9900人
清水 9勝8分け6敗(35) 3(2―0 1―2)2 長崎 11勝5分け7敗(38)
▽得点者【清】カルリーニョス(7)乾(4)北川(4)【長】フアンマ(13)沢田(1)


【評】清水は試合終了間際の決勝点で長崎に競り勝った。
 前半は試合を優位に進めた。14分、カルリーニョスがゴール左から流し込んで先制に成功した。28分にはCKから鈴木が頭でつないだ球を乾が蹴り込んで加点した。
 後半は一転して相手に流れが傾いた。16分に自陣左サイドを破られて失点すると、7分後には中央を打開されて追い付かれた。しかし追加時間1分、北川がゴール前で詰めて勝ち越した。 北川、執念の劇的決勝弾  一度はしぼんだ本拠地のムードが、最後に最高潮に達した。清水は終了間際の劇的な勝ち越し点で、リーグ戦3試合ぶりの白星。2点のリードを追い付かれ、ドロー決着もよぎった中での大きな勝ち点3だ。
 後半の追加時間が表示された直後だった。人数をかけて敵陣に攻め込むと、FWチアゴサンタナのシュートがクロスバーに当たった。はね返りを体に当てて執念で押し込んだのは途中出場のFW北川だ。「点の取れるところに入れた」。殊勲の背番号45は雄たけびを上げて拳を掲げた。
 前半14分に3試合ぶりとなる先制点をつかみ、28分には5月7日のリーグ第14節いわき戦以来となるセットプレーからのゴール。試合を掌握し、「前半はパーフェクトに近い」と秋葉監督が振り返る内容で折り返した。
 しかし、後半の頭から大胆に交代カードを切ってきた相手にペースを握られ、16分、23分と立て続けに失点。リードを守れず、嫌な空気が漂った。それだけに価値ある決勝点。「90分間諦めないことが大事」。北川の言葉には実感がこもる。
 3日前に痛い敗戦を喫した直後の試合で勝負強さを示し、DF北爪は「こういう景色を見せたいと思っていた。ほっとした」と試合後のピッチで目頭を押さえた。「勝負の5連戦」と位置付けた過密日程はあと2試合。ホームで弾みを付け、仙台、大分との重要な敵地戦に臨む。
 (市川淳一朗)

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