テーマ : 清水エスパルス

⚽清水エスパルス 2戦連発中、好調のMF中山 自身のシーズン最多更新

 J2清水のMF中山克広(27)が昇格争いの大詰めを迎えたチームの中で好調を維持している。前節熊本戦で2戦連発となる今季8ゴール目。すでに自身のシーズン最多得点を更新する活躍ぶりで、攻撃のけん引役の一人となっている。

2戦連続得点中と好調を維持している清水の中山=三保グラウンド
2戦連続得点中と好調を維持している清水の中山=三保グラウンド

 熊本戦は前半26分、ペナルティーエリア中央右寄りで相手を背にしてパスを受けると、反転してシュートコースをつくり、右足で蹴り込んだ。「良いターンができて、あとは冷静だった」と振り返るように、ゴール前での落ち着きが光った。
 「1点取ると続くことが多い」と自己分析するアタッカーにとって、前々節いわき戦での5カ月ぶりの得点に続く有言実行の連発弾だった。「チームのために頑張って、ご褒美で点が転がってくる」とゴールへの意欲を前面に出すことはないが、状態の良さは実感している。
 今季はここまでリーグ戦36試合に出場。快足自慢のサイドハーフとして、チームに欠かせない戦力となっている。「誰よりも攻撃して、守って、という気持ちで臨んでいる」という姿勢が、出場試合と得点でキャリアハイを更新する充実した1年につながっている。
 清水と3位磐田、4位東京Vとの勝ち点差はわずか1。次節で引き分け以下に終わるとJ1自動昇格圏の2位の座を明け渡す可能性があり、正念場を迎えている。「力尽きるまでチームのために走る」。自身初となる3戦連発が懸かった試合で、昇格を引き寄せる貢献を誓う。
 (市川淳一朗)

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