テーマ : 清水エスパルス

⚽清水エスパルス 今夏復帰のMF原、最終ライン支える 6戦連続出場中

 J2清水に今夏復帰したMF原輝綺(25)がチームに適応し、最終ラインを支えている。出場可能となった7月22日の栃木戦から6試合連続出場中。スイスへの半年間の期限付き移籍を経て高まった勝利へのこだわりを前面に出し、躍動感のあるプレーを攻守で見せている。

チーム復帰から6試合連続出場し、最終ラインを支えている清水の原=三保グラウンド
チーム復帰から6試合連続出場し、最終ラインを支えている清水の原=三保グラウンド

 前節秋田戦はDF高橋の直前の体調不良により、復帰後初めてセンターバックでの先発となった。ただ、守備的なポジションならどこでもこなせる器用さを発揮。優れた状況判断力を生かし、サイドバックや前線への配球で攻撃の起点をつくり、守備対応でも安定感が光った。
 昨季までの清水での2年間と同様、ここまでの主戦場は右サイドバック。練習では同じポジションのスペシャリストだった市川大祐コーチの指導も仰いでいる。「ボールの置きどころや球種を参考にしている」とクロスに磨きをかける日々だ。
 スイス1部グラスホッパーへの期限付き移籍で、海外クラブに初めて身を置いた。感じたのは、チームの勝利に徹する姿勢。「自分のプレーにとらわれすぎるとチームのバランスが崩れてしまう。プレーが良くても悪くても、試合に勝つのが一番大事なこと」
 だから、勝利は存分に喜び、結果が伴わなければ切り替えて次戦の勝ち点3を見据える。「(引き分けた)秋田戦の勝ち点1をどう今後に生かすかは、これから決まる」。クラブのJ1昇格のために、残り10試合も貢献する姿を示し続けるつもりだ。
 (市川淳一朗)

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