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⚽J2清水 “助っ人”高木が存在感 来季加入の特別指定

 J2清水への来季加入が内定している阪南大DF高木践(21)が特別指定選手として24日のルヴァン杯湘南戦に先発し、早くもJリーグで3試合目の出場を果たした。湘南戦では2得点に絡むなど存在感を示し、チームの勝利に貢献した。正式に加わる来季を前に、大きな期待を抱かせるプレーを見せている。

湘南戦でシュートを放つ清水の特別指定選手の高木。得点にも絡み、存在感を示した=アイスタ日本平(写真部・二神亨)
湘南戦でシュートを放つ清水の特別指定選手の高木。得点にも絡み、存在感を示した=アイスタ日本平(写真部・二神亨)

 湘南戦は左サイドバックで出場。前半28分、「少しずつ精度が上がっている」という利き足でない左足のクロスで、先制点につながる味方のヘディングシュートを引き出した。守備対応で後半22分に失点に絡む場面もあったが、同36分のFKでゴールラインを割りそうな球を頭で折り返し、決勝点に関わった。
 身長173センチと守備陣の一員としては小柄だが、主戦場はセンターバック。空中戦は競り合う相手との細かな駆け引きでカバーし、球際の強さや配球能力を武器にしてきた。大学3年時の昨年から全日本大学選抜に名を連ねる有望株で、昨夏から清水のアプローチを受けて加入を決めた。
 サイドバックが手薄なチーム事情の中で戦力として求められ、4月16日のリーグ第10節山口戦でJデビュー。同19日のルヴァン杯川崎戦ではフル出場した。「(大学在籍中からでも)早く試合に出たかった」という思いをかなえている。
 川崎戦は「パススピード一つから全然違う」とJ1レベルを体感し、向上意欲をさらに高める契機となった。湘南戦を終えて大学の活動に戻ることになったがチームの状況次第ではまた“助っ人”となる可能性もありそうだ。

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