テーマ : 清水エスパルス

⚽清水エスパルス乾「勝利が一番」 次節“新国立”、初の4戦連発へ

 J2清水のMF乾貴士(35)が絶好調だ。前節大分戦で2得点し、3試合連続ゴール中。16日の次節千葉戦でも決めれば自身初のプロでの4戦連発となる。本人は「誰がとっても1点は1点。とにかくチームが勝てることが一番」と個人の記録には関心を示さず、勝利への貢献に集中する。

自身初の4戦連発がかかる千葉戦で勝利への貢献を誓う清水の乾(中央)=三保グラウンド
自身初の4戦連発がかかる千葉戦で勝利への貢献を誓う清水の乾(中央)=三保グラウンド

 大分戦はチームの全得点を挙げる活躍ぶり。特に決勝点となった2点目は「スルーパスを通すか迷ったが、相手もあまり出てこなかったので思い切って打ってみようかな」とペナルティーエリア手前から右足を振り抜き、枠の外から巻き込むようにゴール右上に突き刺した。
 大分戦の前日は愛息の誕生日だった。「息子が入れさせてくれたのかな」と謙遜するが、欧州の第一線に長く立ち続け、勝負してきた世界レベルのテクニックを遺憾なく見せつけた。
 3戦連発はJリーグでは経験がなく、ドイツ1部フランクフルトに所属していた2012年以来となる。好調の要因は「自分のコンディションはこれまでと変わらない。皆がサポートしてくれているのが大きい」とし、周囲への感謝の言葉を口にする。
 クラブはホーム試合の千葉戦を東京・国立競技場で開催する。滋賀・野洲高出身の乾は高校2年時に、国立が決勝の舞台となる全国選手権で優勝を経験。2014年に役目を終えた改修前の国立には良い思い出がある。「めったにできることではないので楽しみたい」。初めて立つ“新国立”のピッチにも、記録と記憶を刻み込む。

いい茶0

清水エスパルスの記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞