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⚽清水エスパルス 秋葉監督、100勝「通過点」 J2通算、初指揮の地で節目

 J2清水の秋葉忠宏監督(48)が前節の敵地群馬戦の勝利で、監督としてJ2通算100勝を達成した。初めてJクラブを指揮したのが2013年シーズンの群馬。思い入れのある地での節目の勝利に「多くの人に育ててもらって感謝の気持ちでいっぱい」と振り返り、「通過点にしないといけない」とすでに101勝目に目を向けている。

群馬戦で先制点を決めた西沢を迎える清水の秋葉監督(左)=正田スタ(写真部・二神亨)
群馬戦で先制点を決めた西沢を迎える清水の秋葉監督(左)=正田スタ(写真部・二神亨)
群馬戦でドウグラスタンキのゴールに拍手を送る清水の秋葉監督=正田スタ(写真部・二神亨)
群馬戦でドウグラスタンキのゴールに拍手を送る清水の秋葉監督=正田スタ(写真部・二神亨)
群馬戦で先制点を決めた西沢を迎える清水の秋葉監督(左)=正田スタ(写真部・二神亨)
群馬戦でドウグラスタンキのゴールに拍手を送る清水の秋葉監督=正田スタ(写真部・二神亨)

 群馬戦の試合終了を告げるホイッスルが鳴ると、スタッフや選手とハイタッチをして3-0での勝利をたたえ合った。監督としての1勝目の13年第4節横浜FC戦も同じ正田スタ。「(当時)37歳で監督をやらせてもらったクラブ。全てが新鮮で、全てが学びで貴重な時間を過ごした」と群馬への感謝と恩を忘れない。
 選手の声によく耳を傾ける。群馬戦2日前の練習終了後、GK権田らと約2時間にわたってサッカー談議。「こうやれよと押しつける監督もいるが自分はそうではない。選手と話すことで自分も学びがあり、一つ成長できる」とコミュニケーションを重視する。
 「監督の決定が6割」の方針は就任時から変わらない。「自分が100を決めたら自分以上の選手にもチームにもならない。こんなプレーするのかと驚かされるのが大好き」と練習や試合を通じ、成長する選手やチームの姿に目を細める。
 試合終了後の記者会見では冒頭に必ず「ファミリー」という単語を使ってサポーターへの謝辞を述べる。フットボールをこよなく愛する指揮官は、J1で躍動するチームを思い描き、サポーターとともに勝利の雄たけびを上げ続ける。
 (小沢佑太郎)

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