テーマ : 事件事故しずおか

【新署長語る】観光地の住民と「協働」 熱海署長・杉山和紀さん

 熱海署勤務は初めて。歴代署長から「地域住民が警察を身近に思ってくれる」と聞いていたが、既に多くの方から協力の申し出があり、温かさを実感している。着任後、署員に対して「市民のため、県民のための警察業務だということを忘れないで」と訓示した。

杉山和紀さん
杉山和紀さん

 コロナ禍を乗り越え、熱海は観光が回復しつつある。この活気に水を差すような事件事故を起こさないため、行政をはじめ関係機関と連携して対応していく。人口の半分近くが65歳以上の高齢者という地域事情を踏まえ、交通事故や特殊詐欺を防止する取り組みに力を入れたい。伊豆山土石流の被災地では治安面をきちんとやる。
 大学卒業後、保険会社での勤務を経て、兄が経営するコンピューター関連会社で仕事をした。幼い頃から刑事ドラマが好きで、長年の夢だった警察官になったのは33歳の時。主に刑事畑を歩み、県内各地で選挙違反や贈収賄事件を捜査した。市民の安全安心を守るためにも、社会悪は許さない。
 静岡県警捜査2課管理官、大仁署副署長、県警主任監察官を経て現職。福井県敦賀市出身。59歳。

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