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【新署長語る】県入り口、チームで守る 御殿場署長/山田祐三さん

 管内の御殿場市、小山町は本県の東の入り口。人の出入りが激しいため管内で収まらない事件が多く、隣県への波及も意識せざるを得ない。犯罪者が通過する可能性もあり、緊張感が必要。「管内で事件を起こさせない、起きたら逃がさない」を意識している。

山田祐三さん
山田祐三さん

 決して大きな署ではないため、これは刑事、これは交通などとする縦割り分担はやめ、チームワークよく対応しようと署員に訓示した。現代の犯罪は線引きが非常に複雑化し、警察が旧体制のままでは対応できない。管内には心温かく、ボランティア活動に熱心な住民も多いため、協力してチーム御殿場で地域を守りたい。
 署として若手の育成に力を入れる。今後は団塊の世代が抜けていくため、豊富な経験や技術を伝えていく必要がある。自分はこれまで現場を見ることの大切さや物事を地道に追求することの重要性を痛感してきた。警察官の核とする部分は伝承しつつ、業務効率化などで若手の意見も取り入れたい。

 1987年県警入り。刑事部一筋で前任は捜査一課長。第100代御殿場署長。浜松市出身。59歳。

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