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浜名湖殺人事件の容疑者、死亡した男性と朝から行動か 夕方以降連絡つかず

 浜松市西区村櫛町の浜名湖内山海岸で10月21日夜、乗用車を湖に転落させて同乗者の無職の男性(52)=愛知県新城市=を溺死させたとして、殺人容疑で浜松西署に逮捕された無職の男(53)=同市日吉黒淵=は、事件当日の朝から男性と行動をともにし、午後3時ごろには、地元の仲間と連絡がつかない状態になっていたとみられることが6日、複数の関係者への取材で分かった。

浜名湖殺人事件の経過
浜名湖殺人事件の経過

 捜査関係者によると、男は当日、男性を車の助手席に乗せて自宅を出発したとみられる。
 2人を知る50代男性は事件当日の午前8時半ごろ、届け物を持って男性宅を訪れ、家から出てきた男に手渡したという。別の住民は同10時ごろ、男の自宅近くで男性の車に乗る男の姿を見たという。その後、2人は男の車に乗り換えて静岡県内に向かったとみられる。
 関係者によると、同日夜は2人の友人ら十数人が男性宅に集まり、地元の祭りの慰労会を開催することになっていた。昼過ぎに買い出し準備の参加者が集合することになっていたが、男からメンバーに「数時間ほど遅らせてほしい」と連絡があった。その後、午後3時ごろから、参加者たちは、男と男性と電話が通じなくなったという。
 男は車を湖に転落させた後、助手席から足が不自由な男性を引きずり出して湖上に放置したとされる。任意の事情聴取では当初、「運転操作を誤った」と説明していて、事故に偽装しようとした可能性もあるとみられている。
 県警は6日、殺人の疑いで、男を静岡地検浜松支部に送致した。

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