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静岡南署管内人身事故 23年最少

 静岡南署は19日までに、2023年1~12月に静岡市駿河区で発生した人身事故件数は1076件で、現在の管轄になった06年以降では件数、負傷者数、死者数のいずれも過去最少だったと明らかにした。前年比で173件減少し、このうち自転車が絡む事故件数が58件減の251件となり、大きな要因となった。

静岡南署管内、過去10年の人身交通事故発生状況
静岡南署管内、過去10年の人身交通事故発生状況

 同署管内は自転車利用者が多く、23年も全事故のうち自転車事故が占める割合は23・3%と県平均(16・3%)の1・5倍だった。負傷者の年齢別割合では65歳以上の高齢者(23・6%)が最も多く、次いで20代(17・8%)だった。
 高齢者の自転車事故は単独の転倒事故が目立つ。自転車事故が課題の一つとなる中、同署では昨年夏以降、新たに毎月2日と22日を自転車の取り締まり啓発強化日に設定し、自転車事故の多い路線で警戒と呼びかけを強めてきた。鈴木英文交通課長は「高齢者の自転車事故が目立つ。今年も自転車を用いた交通安全教室や講話、ヘルメット着用を呼びかける街頭指導啓発活動を推進する」と語った。
 23年の死者は1人(前年比1人減)、負傷者は1300人(同232人減)。高齢者が絡む事故は395件(同18件増)だった。

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