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千代田区談合　ほぼ最低制限価格で落札　警視庁が浜松の日管を捜索

　東京都千代田区が発注した区立お茶の水小・幼稚園の改築関連工事の入札を巡る官製談合防止法違反事件で、逮捕された元区議嶋崎秀彦容疑者（６４）＝２４日に辞職＝に依頼し、最低制限価格の近似値などの情報を得たとされる配管工事会社「日管」（浜松市中央区）側が、空調設備工事の一般競争入札で、同価格に極めて近い額で落札していたことが２６日、捜査関係者への取材で分かった。

家宅捜索を終え、「日管」を後にする捜査員ら＝２６日正午ごろ、浜松市中央区

配管工事会社「日管」に家宅捜索に入る警視庁の捜査員ら＝２６日午前、浜松市中央区

警視庁（東京都千代田区霞が関）

家宅捜索を終え、押収した資料などを車両に積み込む捜査員ら＝２６日正午ごろ、浜松市中央区

家宅捜索を終え、「日管」を後にする捜査員ら＝２６日正午ごろ、浜松市中央区

配管工事会社「日管」に家宅捜索に入る警視庁の捜査員ら＝２６日午前、浜松市中央区

警視庁（東京都千代田区霞が関）

家宅捜索を終え、押収した資料などを車両に積み込む捜査員ら＝２６日正午ごろ、浜松市中央区

　警視庁捜査２課は２６日、浜松市にある日管の本社を家宅捜索した。入札は２０２０年５月で、三つの共同企業体（ＪＶ）が参加。日管のＪＶが約６億８４５４万円で落札した。最低制限価格は公表されていない。
　捜査２課は、日管側が長年付き合いがあった嶋崎容疑者から入札情報を事前に入手し、落札につなげたとみて調べる。
　嶋崎容疑者は、区の元行政管理担当部長の吉村以津己容疑者（６１）を通じて知った情報を日管などに漏らした疑いで、今月２４日に逮捕された。
配管工事会社「コメントできない」　２６日に家宅捜索を受けた「日管」には午前９時１５分ごろ、十数人の捜査員が日管の本社ビル内に続々と入った。捜査員らは３時間ほど捜索し、押収した資料が入っているとみられる段ボールを抱えてビルを後にした。
　同社は静岡新聞社の取材に「担当者が外出していてコメントできない。いつ戻るかも分からない」とした。

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