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JR東、増収増益 25年度末に値上げか

 JR東日本が30日発表した2024年3月期連結決算は、売上高が前期比13・5%増の2兆7301億円、純利益が98・0%増の1964億円だった。新型コロナウイルス感染症の5類移行で鉄道の利用者が回復し、2年連続で増収増益となった。東京都内で記者会見した伊藤敦子常務は、早ければ25年度末に値上げする可能性に言及した。
 鉄道運輸収入はコロナ禍前の19年3月期の90・3%まで回復した。北陸を中心に新幹線が堅調で、インバウンド(訪日客)による利用も増えた。鉄道需要の回復に伴い駅構内の店舗やホテルの売り上げも増加した。
 鉄道運賃の算定を巡っては、国土交通省が運用の見直しで引き上げやすくする方針を示している。伊藤氏は「(新たなコスト基準の)条件を満たせば速やかに申請したい」と説明した。
 25年3月期は売上高が4・5%増の2兆8520億円、純利益は6・9%増の2100億円を見込む。

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