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浜ホト 業績予想下方修正 9月期 X線CT向けなど苦戦

 浜松ホトニクスは9日、2024年9月期の通期連結業績予想を下方修正した。在庫調整が進まず、医療や産業向けなどの販売が想定を下回ると見込み、売上高は期初予想比5・9%減の2111億円、経常利益は19・8%減の397億円、純利益は19・9%減の294億円とした。
 コロナ禍の受注増に伴う反動減の影響で、エックス線CT向けや半導体製造検査装置向けの光電子増倍管などの販売が苦戦した。顧客の過剰在庫の解消は長期化し、需要回復は来期以降になると判断した。
 同日発表した24年3月中間連結決算は、売上高が6・8%減の1039億8600万円、経常利益は33・8%減の215億2100万円、純利益29・4%減の167億7100万円だった。
 中間期としては4年ぶりの減収減益。エックス線CT向けのほか、中国メーカーの台頭に伴う価格競争の激化や欧米の金利高に伴う投資抑制で歯科用センサーの販売が減少した。

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