テーマ : 経済しずおか

デジタル茶況(4月29日)出荷増で相場は下落 静岡県産一茶

 静岡市中と静岡茶市場の県産一茶は、雨後に摘採を再開した各地から荷が集まり、最盛期入りの様相となった。見本で品々を確認した買い手からは「脂っ気がなくなり、軽くなった」と様変わりを指摘する声が目立った。相場は下げ足を速め、取引のピークとされる八十八夜(5月1日)を前に、1000円台での手合わせが続出した。
 下落幅を抑えたい売り手側が親値を高めに設定すると、荷の売れ行きが鈍化し、結局終値が想定以下となる悪循環が生じている。JA担当者は「茶商が求めている品質と価格帯にはまれば売れる。ただ、そのゾーンが毎日変わるので商談に苦労している」とこぼした。

いい茶0

経済しずおかの記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞