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デジタル茶況(4月25日)雨後で小休止 明日取引本格化

 静岡市中と静岡茶市場の県産一茶は、雨後で取引が小休止した。24日の茶市場に今期初めて1万キロ超が上場し、ようやく盛期入りのムードが出てきた。26日は市中、茶市場ともに産地の顔ぶれと荷口が一段と増える見込み。
 今期の県産一茶の出来栄えについて市中問屋は「各地とも全体的に味が濃く、まとまっている印象。値段と品質のバランスの見極めがとりわけ重要なシーズンになる」と話した。

 藤枝 前日の雨で取引は行われなかった。生産者と茶商らは雨後の様変わりを懸念している。

 島田、金谷、川根 前日の雨の影響で、川根地域は取引がなかった。早場所の島田市川根町や地名など南部地域で摘採が始まった。

 榛原、相良 取引はなかった。牧之原市内の茶業関係者は「ここ2日間の晴れで葉の色味が良くなっている」と話し、明日のスムーズな取引を期待する。

 掛川、小笠 24日の雨で取引はなかった。摘採を始める生産者が多く、26日には上場数量が増える見込み。

 袋井、森 袋井は降雨の影響で、出回りは限定的。26日以降に膨らみ始める見通し。生産者の一人は「週末の天気を見据え、前倒しで進めたい」と話す。森町は取引が行われなかった。
 

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