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茶況(5月8日)取引は終盤へ 静岡市中、静岡茶市場の県産一茶

 静岡市中と静岡茶市場の県産一茶は、雨後で取引は小休止となった。取引は終盤へと移行しており、平地ではドリンク原料の契約生産を除いて10日ごろに大部分が終わる。東部や山間地は来週末ごろまで続く見込み。
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 JA静岡経済連は今期の一茶取引の傾向について、出荷量が増えるに従って販売に苦慮する荷口が大手・中堅茶商に集まっていると指摘。今後も、大口の取引は厳しい価格交渉が予想されると分析する。

静岡茶市場一番荒茶相場(キロ・円)
▽成立 11,110キロ(県内2,064キロ、県外9,046キロ)
清水   4,500~1,300
◇鹿児島県茶市場(キロ・円)
▽煎茶上場 16,745キロ
       2,739~333(平均848)


 藤枝 前日の雨の影響で取引はなかった。一茶の生産は今週末でほぼ終わる見通し。9日は買い手が増えそうだが、雨後の様変わりが懸念される。

 島田、金谷、川根 各地、7日の降雨の影響で取引はなかった。金谷では一茶の生産を終了する工場も出てきた。島田では二茶生産に向け、ならし作業が進められている。

 榛原、相良 雨の影響で取引はなかった。市内のある茶業関係者は「雨後の様変わりで今後の価格に影響が出る」とみる。今週末ごろに一茶生産を終える農家が多い。

 掛川、小笠 掛川茶市場とサエリアでは7日の降雨の影響で取引がなかった。雨を見越して一茶の仕入れを終了した買い手もいて、茶業関係者は「価格の下げ幅が読めない。9日は厳しい販売になりそう」と話す。

 袋井、森 7日の降雨の影響で、取引はなかった。袋井市内のある生産者は、一番茶の生産のめどを10日ごろと見込む。

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