テーマ : 経済しずおか

【5月の病害虫予想】気温高 茶とミカンで発生注意

 静岡県病害虫防除所によると、5月上旬は平年より気温がかなり高く、晴れの日が少ない予報のため、茶や温州ミカンの病害虫の発生が助長される見込み。
 【茶】4月の巡回調査ではチャハマキ、チャノミドリヒメヨコバイ、カンザワハダニの発生が平年より多かった。いずれも気温上昇によって発生が助長されるため、一番茶摘採後の発生に注意が必要。チャノサビダニ類は摘採が遅れた一番茶葉に多発することがあり、発生があれば早めに防除する。 
 【温州ミカン】4月上中旬の巡回調査では、かいよう病の発病度が平年の3倍とやや高かった。特に県東部は平年比4倍と多い傾向が見られた。病原菌の生育適温は20~30度で、風雨により伝染する。昨年または今期に発生があった農地では薬剤散布する。新芽は薬害が出やすいため注意する。
 【稲】気温上昇に伴い、縞[しま]葉枯病の媒介虫であるヒメトビウンカの増殖が助長される。発生地域ではヒメトビウンカ対策として育苗箱施用剤を施用して防除に努める。

いい茶0

経済しずおかの記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞