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清水銀4年ぶり最終赤字 外貨建て債券売却

 清水銀行が10日発表した2024年3月期連結決算は、経常収益が前期比5・3%増の299億400万円、経常損益は41億3100万円の赤字(前期は15億9600万円の黒字)、純損益は33億100万円の赤字(同14億7400万円の黒字)だった。最終赤字は4年ぶり。外貨調達コストを一掃するため、外貨建て債券を全て売却した。
 単体で本業の収益力を示すコア業務純益は、52・8%減の11億7400万円。役務取引等収益は堅調だが、外貨調達コストと米国債などの売却が影響した。収益圧迫の要因を取り除いたことで、中期経営計画最終年度の25年度には25億円の最終黒字が可能となるとした。
 預金残高(期中平均)は0・1%増の1兆5398億円、貸出金残高(同)は0・8%増の1兆2424億円。連結自己資本比率(国内基準)は0・63ポイント低下の8・06%。期末の不良債権残高は134億5700万円で総与信に占める比率は0・13ポイント低下の1・05%。
 25年3月期は経常収益277億円、経常利益22億円、純利益18億円を見込む。

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