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東大「緑茶愛好会」と掛川・大塚製茶がタッグ 地元産新茶で商品開発、学園祭で販売へ

 掛川市の大塚製茶は東京大の学生グループ、緑茶愛好会と協力し、新茶商品の開発に取り組んでいる。若者に茶の魅力を伝えることが目的。6日、愛好会のメンバー8人が同社を訪れ、テイスティングをしながら掛川市産のやぶきたをメインに使ったブレンドに決めた。

パッケージについて話し合う学生と、永田常務取締役(左から4人目)=掛川市大野の大塚製茶
パッケージについて話し合う学生と、永田常務取締役(左から4人目)=掛川市大野の大塚製茶

 同愛好会が若者へ茶をPRするため、18、19日に行う学園祭で販売する商品の開発を企画し、同社に協力を依頼した。メンバーは6日、同市東山の茶園や荒茶工場などを見学した後、同社で茶の味や色を見ながら販売する配合を決めた。3種の茶をさまざまな割合で混ぜて試飲を重ね、香りや味がはっきり感じられる飲みやすい茶を追求した。パッケージには赤門や茶を飲む人のイラストを配置した。3年の中井ゆき代表(21)は「お茶づくりに携わる人の思いや努力が伝わるお茶にしたい」と語った。
 配合のバランスを助言した同社の永田治之常務取締役(58)は「若い人がお茶を盛り上げようとする熱意に応えたいと受け入れた。パッケージも斬新」と話した。
 完成した茶は東京・秋葉原の施設内の県産品を扱うコーナー「おいしず」でも11日から販売される予定。

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