テーマ : 経済しずおか

しずおかFG事業発案コンテスト 最優秀に自治会業務支援 

 しずおかフィナンシャルグループ(SFG)はこのほど、新事業への挑戦に向けた社内ベンチャー制度に基づくピッチコンテストの最優秀賞に、自治会向けの電子回覧板やオンライン集金代行サービスを発案した入社2年目の山本佳菜子さんを選出した。

表彰を受ける山本佳菜子さん(右)=静岡市清水区
表彰を受ける山本佳菜子さん(右)=静岡市清水区

 山本さんは持ち回りによる自治会業務が住民の負担となる一方、デジタル技術を活用する地域が静岡市内でもごくわずかな点に着目。住民へのお知らせ、資料共有、アンケートなどの回覧板機能を備えたグループチャット、クレジットカードやQRコードなどによる支払いが可能なオンライン集金代行のサービスを提案した。地域企業をターゲットにした広告媒体としても運用することで、自治会が負担する利用料を抑えながら収益を確保できる見通しも示した。
 同コンテストでは応募があった60件のうち、1次審査を通過した23件が3カ月の試行期間を経てピッチ審査に進んだ。実現可能性が高い11件については今後、事業化に向けて検討する。柴田久社長は「事業を磨き込み、グループに新たな会社ができることを楽しみにしている」と期待を込めた。

いい茶0

経済しずおかの記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞