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売上収益過去最高 クラッチ販売伸長 エフ・シー・シー

 エフ・シー・シーが10日発表した2024年3月期連結決算は、売上収益が前期比9・7%増の2402億8300万円と過去最高だった。半導体不足緩和に伴う生産回復を受けたクラッチ販売増や、円安効果が押し上げた。税引前利益は40・5%増の191億6900万円、親会社の所有者に帰属する当期利益は27・9%増の122億3100万円。
 円安で売上収益に対して120億円のプラス効果があった。原材料高騰分の価格転嫁が進み、大幅な増益となった。
 事業別売上収益は、二輪事業がインドネシアやインドの販売増で、5・9%増の1069億2500万円、四輪事業は米国での販売が伸びて13・0%増の1333億4千万円。非モビリティ事業は45・3%増の1700万円。
 25年3月期は売上収益2380億円、税引前利益178億円、親会社の所有者に帰属する当期利益124億円を見込む。電気自動車(EV)対応をはじめ開発費は、前期比14億円増で過去最高の89億円を充てる。

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