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7月再開目指す「あわしまマリンパーク」 ファンら集め内覧会

 7月の営業再開を目指す沼津市の離島・淡島の水族館「あわしまマリンパーク」は10日、地域住民らを招き、内覧会を開いた。4月に前オーナー会社から経営権を取得し、新社長に就任した放送作家今村クニト氏は、同館のファンクラブを設け、当面の施設維持に協力するボランティアを募っていると明らかにした。

来場者に水族館の現状や今後の方針を説明する今村クニト社長(中央)=10日午前、沼津市のあわしまマリンパーク
来場者に水族館の現状や今後の方針を説明する今村クニト社長(中央)=10日午前、沼津市のあわしまマリンパーク

 内覧会には住民のほか、年間パスポートの購入者、2月の閉園後に前オーナー会社が実施したクラウドファンディングの支援者、応募したファンら約120人が参加した。今村社長は現在、従業員とボランティア11人で施設管理や飼育をしていて、人手不足だとした。今月開設したファンクラブ「あわしまマリンエイド」の公式LINEでボランティアを募集中で「水族館をマイナスから1に戻す仲間に加わってほしい」と呼びかけた。
 伊藤裕館長は、動物の飼育施設は問題がない一方、「ショー会場の屋根やトイレの改修は必要」と老朽化の現状を説明した。家族で訪れた御殿場市の高橋忠資さん(60)は「従業員が減り、課題が山積みと分かった。協力できることがあればしたい」と話した。
 内覧会は12日も開くが、応募は締め切った。6月中にも予定する。

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